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今日ほど疲弊した日があっただろうか。

先日の出来事もあり唯でさえ参っていた私に、アエミリウス王から直接の呼び出しがあったのだ。
感じた事がないほどに心臓が大きく跳ねた。
またあの現象が起こってしまったら、私は王に無礼を働いてしまうかもしれないと。

が、結論から書くと異常は現れず、アエミリウス王は私に民の結婚式を共に祝って欲しいというのだ。
しかもその直後の、だ。

昨日とは打って変わってアエミリウス王はまるで年頃の女性の様な出で立ちで私を連れ
民の結婚式へ向かった。この国では王が結婚式に立ち会うのか。なんと恐れ多い……
（しかも自らを「姉と呼べ」との事。王にそんな無礼を働けるわけがないだろう……）

特に役を任されたわけではいのだが、この国の祝い事は近隣の住民も含め盛大に行われていた。
まるで我が国の剣清の儀式のようだ。

一通り終えた後、王はコーネリアス様に宜しくと言い、王宮へ戻られた。
ユリウス王もそうであったが、王と民の距離感がここまで近いと驚きである。

本当に疲れた。
明日は午後に発つ事にしよう……

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